うら田 創業80年史
101/141
103第3章 焼け跡からの再出発 生姜蜜は味に関わる重要なポイントである。だからこそおいしさにこだわり、手間暇がかかっても決して妥協を許さない。菓子作りにかける浦田の真摯な姿勢の一端がこんな点に現れていると言えよう。 また、新工場の建設に合わせ、浦田ではCI(コーポレート・アイデンティティー)を導入し、一郎の発案で、社名はそのままに、包装紙などに記載する店名を「折にふれ〜創作菓子 浦田」に変更した。それに合わせ、アンゼン・パックスの尾関武男社長に協力してもらい、パッケージデザインも全面リニューアルした。その狙いは、次のような浦田の経営姿勢をお客様に伝えるためだった。 人生には数々の節目があり、四季折々さまざまな行事がある。「折にふれ」は、お客様が迎える節目や行事に浦田が常に寄り添っていきたいとの願いを社員が手間暇をかけておいしい菓子作りに励む本社工場
元のページ
../index.html#101