うら田 創業80年史
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115第4章 試練を乗り越えて 野町本店の閉鎖と八日市出町店のオープン 元号が平成に変わってからも浦田の販路拡大は続き、平成元年(1989年)にジャスコ新小松店、平成3年(1991年)に金沢百番街、平成6年(1994年)にポルテ金沢、平成9年(1997年)に松任車遊館に出店した。 この頃、郊外型大型ショッピングセンターの出店が全国各地で加速し、金沢市近郊でも平成7年(1995年)にジャスコ松任店、アピタ松任店が相次いで開店し、平成13年(2001年)に浦田は両店にも売り場を構えた。 同年10月には、金沢市八日市出町に4店目となる直営店をオープンさせた。出店計画を具体化した契機は、野町本店の売り上げの低迷だった。野町本店は昭和45年(1970年)に開店後、しばらくは繁盛していた。しかし、昭和48年(1973年)に店の前を通る県道25号(野田専光寺線)が拡幅工事を終え、全面開通すると状況は一変した。車の通行量が急増する一方、歩行者は激減。店に駐車場がなく、近隣にオープンしたユニー金沢店への出店もマイナスに響いた。売り上げは先細る一方で、つい
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