うら田 創業80年史
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119第4章 試練を乗り越えて画した。 回を重ねるごとに消費者にも浸透し、今では「お茶の日」を楽しみにして来店する客も多い。購入者だけでなく、誰でもサービスを受けられるので、買い物をせず菓子を食べるためだけに来店する客もいる。東一は「長い目で見れば、そういった方もお客様になってくださるはず」と意に介する様子もないが、今後、よりよいサービスのあり方を検討する考えだ。 新商品の開発段階で、「お茶の日」をマーケティングに活用することもある。試作した菓子を実際に食べてもらい、味はもちろん、食べやすいサイズかどうか、いくらだったら購入したいと思うかといった点について評価してもらい、その声を改良に生かすのだ。喜んでもらえる菓子作りに向け、消費者の生の声を聞ける絶好の機会となっている。 洋菓子店を立ち上げ 長男東一、次男明朗に続いて、平成16年(2004年)には三男徳弘も入社した。
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