うら田 創業80年史
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52せを祈る縁起物として、贈られてきた。さらに、形がだるま型をしていて何度倒しても起き上がることから、縁起かつぎの置物としても親しまれてきた。 この加賀八幡起上りを作っていたのが、金沢市尾張町で店を構える老舗郷土玩具店、中島めんやである。中島めんやの6代目、中島武夫社長と一は金沢市特産品協同組合の活動などを通じて旧知の間柄だった。加賀八幡 起上もなかの商品化のいきさつははっきり分からないが、愛らしくめでたさを感じさせる郷土玩具を菓子にすればお客様に喜ばれると考えた一が、武夫に話を持ちかけて許可をもらい、作り始めたと推測される。 また、加賀八幡起上りは昭和30年(1955年)の年賀切手の図案にも採用され、全国的にも有名になった。これも一が商品化を思い立つきっかけになったのではないだろうか。知名度のある郷土玩具を模した菓子ならば、全国から金沢にやって来る金沢に伝わる郷土玩具をかたどった「加賀八幡 起上もなか」
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